運命の扉


婚活を始めて4年目の秋、
40歳を目前に私は「アドバイザー付き」という結婚相談所の扉を叩いた。
本当はどうしても来たくはなかった場所が、結婚相談所。

スタイルにもそれなりの自信はある。
顔だって悪くはない。
その頃の私は、結婚相手くらい自分でみつけられると「結婚相談所」というものを見下していたのだと思う。

4年間ありとあらゆる婚活パーティーに毎週のように通いつめ、かなりの費用もつぎ込んできた。
勿論ハイスペックな男性と結婚する為に!

パーティーでも必ずと言っていいほどカップルになる事が出来た、
けど、交際が始まると3回デートをしたところで音信不通になってしまう男性ばかりだった・・・。

最後に出会った男性はさらに最低だった。
焦りも出ていた私は「結婚する気はあるわよね?」と交際1ヶ月目で男性に尋ねた。
返ってきた言葉は、「は?ちょっと綺麗だからって何もしないで結婚できると思うなよ!」だった。
わたしの頭の中は一瞬で真っ白になった。
「わたしの何がいけないの?何もしないでって何?」ひどい言葉に怒りをこらえながらその男性に聞いてみたけど、
答えは「自分でわからないの!?だから結婚出来ないんだよ」だった。

答えが見つからずにあっという間に数か月が過ぎ、その男性の言葉がきっかけとなり結婚相談所の扉を叩くことになったの。
その結婚相談所の説明を聞き、アドバイザーさんに今までの活動の愚痴を散々話し、
気付けば子供のように泣きじゃくっている私がいた。

「うんうん」と聞いていてくれていたアドバイザーさん、
「一緒にその答えと、未来の旦那様を探していきましょう!泣いてていいわよ、私が引っ張っていくから」という言葉に、頼っていいんだと心が楽になったのを覚えている。

それから三ヶ月、
アドバイザーさんの助言やサポートで、わたしは自分に足りなかったものに気づくことが出来た。
あの男性に放たれた最悪な言葉の答えも見えてきたような気がする。
そして、男性に選んでもらえる女性に徐々に成長してきたと思います。

ひとりでの婚活は正直精神的につらかった。
頼れる人がいるという心の支えが婚活には必要なのだということを、
わたしと同じように婚活に悩んでいる多くの女性に伝えたいと思い投稿させて頂きました。