幾つになっても子どもは子ども。 かけがえのない宝物。
70超えた母が40過ぎた息子の行く末を案じて問合せ。
「息子の結婚相手を探しているんですが、他に頼るところがなくて。」
後日、白髪で少し背の曲がった小柄な女性が来店。
ひとしきり息子様の生い立ちを語られる。
その目にはうっすらと涙が。
お母様曰く、
「私が甘やかしてきてしまったので親離れできず未だにお相手が居ないんです。」
本人に内緒の親代理入会で活動開始。
ご条件的に厳しい中やっとOK返事を頂きご紹介。
お母様から「会います。会わせます。」とのお返事。
日程調整のさなか本人様から事前来店希望のご連絡が。
頭の中でいろいろな事をシュミレーションしながらお迎えする。
しぶしぶやって来たであろう本人様と対面。
想像と全く違う。
きちんとした身なりで立ち居振る舞いも問題なし。
「すみません。この度は母が勝手な事をいたしました。
実は私には長年お付き合いをしてきて結婚の約束をした女性が居りまして・・・
きちんと決まってから母を喜ばせようと思っておりました。」
と、何とも絵に描いたような結末。
世のお父様お母様!
案外親が思うより子どもは成長しているものですよ。
婚活はお相手があることですから空回りしないように、
我が子を信じて子離れすることも大切な親の役目ですね。