正直相談員の日々是好日@とある結婚相談所⑥


とある結婚相談所に勤める私。
ご来店くださった方が気持ち良くご入会いただけるよう指導員から諸々助言を得られるのも、この相談所の良いところだと思っている。だが、正直者の私では手におえない強者のご来店がけっこうあるもので…

指導1「お客様の良いところは褒めてさしあげること。どこにも褒めるところが無いなら白目でも褒めましょう。」
確かに、褒められて嫌な気分になる人は居ない。褒めるのは大切。でもね…
今、目の前にいらっしゃるこの方、最後の砦の白目がね、濁っているの。濁っているって褒め言葉? 違う気がする。。。どうしよう。。。

指導2「ご希望を伺っても、ちゃんと現実はお話ししましょう。安請負はむしろ失礼です。」
確かに、実りある婚活には現状を正しく知っていただく必要がある。でもね…
今、目の前にいらっしゃるこの方、夢と希望と妄想が止まらないんです。
どのお口がそれを言いますか!!って遮ってもいいですか?!

指導3「現実をお話しするのは大切。でも夢を打ち砕いてはいけません。可能性を少しでも見出して、それを現実のものとできるよう支援するのが私たちプロです。」
確かに、私たちの力に期待してご来店くださっているのだから、可能性に向けて頑張りたい。でもね…
今、目の前にいらっしゃる69歳の男性様。資産を引き継いでくれる健康な子供が必要だから、30歳くらいまでの健康な女性を探して欲しいと仰る。
あなたの精子は健康ですか?って聞いても良いですかぁ!?